釣崎清隆 ショックメンタリー

世界中で人間の死を撮り続けてきた釣崎清隆による生と死の記録映画。衝撃的な映像の連続だが、観る者全てが本物の有無を言わさない迫力に圧倒されるだろう。

上映作品

『ジャンクフィルム 釣崎清隆残酷短編集』

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1995-2007年/日本/90分/カラー/DVD 監督:釣崎清隆

“死”をテーマにタイ、コロンビア、ロシア、パレスチナ、インド、そして日本で撮影された映像で構成する13のオムニバス。観る者に生と死の核心を問い、突きつける 21世紀の『世界残酷物語』である。2008年、ロッテルダム国際映画祭、バルセロナアジア映画祭出品。

『死化粧師オロスコ』

orozcoOROZCO EL EMBALSAMADOR
1999年-2005年/日本/100分/カラー/DVD
監督:釣崎清隆 出演:フロイラン・オロスコ

世界一治安が悪い国のひとつであるコロンビアでも特に危険な地域に潜入し、エンバーマー(死化粧師)オロスコを3年間に亘り記録。この国の血まみれの現代史を生き抜き、暴力の犠牲になって死んでいった人々を数知れず弔ってきたオロスコ。これは人間の生と死の映像叙事詩である。2001年、モントリオール世界映画祭選出。

ゲスト

釣崎清隆釣崎清隆 Tsurisaki Kiyotaka

1966年富山県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。AV監督を経て、1994年から写真家として活動。ヒトの死体を被写体にタイ、コロンビア、ロシア、パレスチナ等、世界中の無法地帯、紛争地域を取材、95年に初個展。これまでに撮影した死体は1000体以上、世界でもっとも死の現場に立ち会っているアーティストである。

柳下毅一郎モブ・ノリオ

1970年、奈良県に生まれる。大阪芸術大学文芸学科卒。2004年に「介護入門」で第98回文學界新人賞、第131回芥川賞受賞。