あらすじ
冬をむかえた小さな町で、どこか物足りない毎日を平和に暮らす3人の男女。
リサイクルショップで働く慎一は、やってくる毎日を生きるだけで、それ以外は何もない。自分のことにも将来のことにも無欲な男だ。
慎一の同居人で雀荘で働き「愛だな、愛」が口癖の朋希は時々、慎一に構うことなく女を連れ込みSEXにふけるが、実は
忘れられない女(ひと)がいる。
慎一が想いを寄せる朋希の妹の凛は、「結婚するなら優しい慎さんがいい」と言いながら不倫中だ。
寂しさを埋めるように女を抱く朋希の愛、不倫相手に都合よく抱かれる凛の愛、凛を手に入れようとしない慎一の愛...
3つの不毛な愛は、ある出来事をきっかけに突然揺らぎ始める。
愛ってなに?」「好きってなに?」
東京から遠く離れた小さな町を舞台に描かれる、
痛くて、儚くて、もどかしい、彼らの青春の最終章。