PROGRAMプログラム
Choice of Kanazawa
昨年から開始した海外作品一般公募企画。今年は応募作品335本の中から41作品を選出し上映する。
全大陸から集まったユニークな多国籍作品群、各国の監督たちの作品はほぼ全て日本初紹介。
新しい才能を発見しよう!優秀な長編、短編にはそれぞれグランプリ賞が贈られる。
※ 全ての作品に日本語と英語字幕が入ります。
アシュラ師団指揮官メフディー
2020年|イラン|97分|ペルシア語
イラン・イラク戦争の英雄である第31アシュラ師団の指揮官メフディー・バケリを描いた戦争映画。CGを使用せずに実際に撮影された激しい戦闘シーンが大迫力。
9/6(金) 10:00
ハディ・ヘジャジファル監督 主に俳優として活躍し数多くのイラン映画に出演。数々の賞にノミネート、受賞している。
理想の女たち
2023年|イラン|90分|ペルシア語
1932 年から 1979 年の革命前までのイラン映画4000時間分のアーカイブを中心に構成されたドキュメンタリー。家父長制の家族、愛と欺瞞、望まない妊娠と中絶、見合い結婚、一夫多妻制などイラン革命前の映画を通して当時の女性像が垣間見える。
9/5(木) 16:00
サイード・ヌーリ監督 テヘラン芸術大学で修士号を取得後、ベルサイユ・サン=カンタン大学で映画学の博士号を取得。「シネマテーク・フランセーズ」のメンバーとして映画批評に参加。翻訳家、映画研究者としてイランで著作活動中。
…それまでに
2023年|イラン|14分
2022年、ヒジャブを正しく着用していなかったことが原因で警察に殺害された女性の追悼デモ「女性、生命、自由」がイラン各地で発生。その時にiPhoneで撮影された即興ワンテイクのセリフなし作品。女性たちがヒジャブを取り去り、街頭で歩き、走り、踊る。
9/8(日) 17:05
タニン・トラビ監督 リムリック大学で現代ダンスパフォーマンスの修士号を取得。中馬芳子の主宰するパフォーマンス・グループ「スクール・オブ・ハードノックス」のメンバーでもある。
OVERFLOW
イラン|2023年|18分|ペルシア語
両親の不仲をなんとかしたいと思っている少女。無意識に家庭内の調停者の立場になるが、それが少女を精神的に不安定にさせる。感情的に麻痺し、助けが切実に必要な少女の内面を色彩豊かなファンタジーとして描く。
9/8(日) 17:05
ナハル・ダシュティ監督 スーレ大学を卒業し映画監督の学位を取得。現在は映画やテレビ、舞台の俳優としてイランで活躍中。
バゲージ
2023年|イラン|15分|アラビア語 / ペルシア語
狂信的な土地から逃げてきたシングルマザー。その父親は彼女と子供を殺しにやって来るが、彼女は子供を薬で眠らせてカバンに入れる。子供は目を覚まし、カバンから出てくると、そこは怪物のような男たちがいる砂漠だった。
9/8(日)17:05
ハスティ・ホセイン監督 芸術・建築学部演劇演出学修士号を取得後、舞台や映画の衣装・舞台セットデザイナーとしてキャリアをスタートする。
アポリア
2023年|イラン|14分|ペルシア語
キリストの復活の前、ゴッホの自殺の前、フランス革命のギロチン発明の前、アダムが禁断の果実をかじる前でさえ、誰かが誰も適切な答えを出せないような解決不可能な質問をする。
9/8(日)17:05
ソヘイル・ソヘイリ監督 監督、脚本家、俳優として短編映画や舞台などイランで精力的に活動している。
タドリス
2023年|イラン|12分
「1、わたしのほかに神があってはならない。」モーゼの十戒より。荒野を彷徨うボロを着た老人。やがておびただしい数の骸骨が積まれている山を見つけるが・・・。 セリフ無しの実験的作品。
9/8(日)17:05
ヴィーナス・ホダドゥスタン監督 1989年イラン生まれ。2017年にパリ高等映画学校で演出マスタークラスを終える。本作が監督デビュー作。
ステーキ
2023年|イラン|9分
誕生日パーティーの準備は、ある惨劇によって恐ろしい出来事に変貌する。戦争を台詞なしで構築的、象徴的、劇的に描くセリフ無し作品。
9/8(日)17:05
キーラシュ・ダドガー監督 ソレ芸術大学で演劇文学の修士号を取得。初監督作品の本作はサンダンス映画祭など世界各国の映画祭で数多く受賞、ノミネートしている。
若草の匂い
2023年|イラン|13分|ペルシア語
戦争に行った息子をいつまでも待ち続ける母親と父親。息子はもう死んでしまったのだろうか?または母親、父親がもうすでに死んでいるのに、まだ息子を待ち続けているのか? それとも全員死んでしまったのか?
9/8(日)17:05
ヘラ・カーンミルザイー監督/アミルホセイン・サガフィ監督 ヘラはテヘラン美術大学で映画を専攻中の学生で、短編映画と編集に積極的に取り組んでいる。アミルホセインはテヘラン美術大学で修士号を取得し、戯文学を専攻。これまでにいくつかの短編映画を制作。
ジャグ いのちのかけら
2022年|パキスタン|70分|ウルドゥー語
死、悲しみ、孤独、失恋など、人生のいくつかの苦い局面を描いた数人の登場人物たちの経験を通して、真の精神性の感覚を回復するための道を探る。オールロケーションで撮影されたまるでセットのような夜の街や、画面を彩る歌唱が幻想的なパキスタン作品。
9/8(日) 15:35
メロス・アミン監督 写真家としてキャリアをスタートさせ、NGOなどで働くが、次第に短編映画を撮り始め、カンヌ国際映画祭など世界各国の映画祭で選出される。本作は初長編作品。