PROGRAMプログラム
Choice of Kanazawa
昨年から開始した海外作品一般公募企画。今年は応募作品335本の中から41作品を選出し上映する。
全大陸から集まったユニークな多国籍作品群、各国の監督たちの作品はほぼ全て日本初紹介。
新しい才能を発見しよう!優秀な長編、短編にはそれぞれグランプリ賞が贈られる。
※ 全ての作品に日本語と英語字幕が入ります。
煙霧
2023年|ウクライナ|15分|ウクライナ語
国土全土がサイレンの音とロシアのミサイルの爆発音で目覚めたまさにその朝、戦火の下に住む人々の日常の崩壊を、静寂な映像と環境音を使った印象的なサウンドデザインで描いている。
9/4(水) 11:00
ドミトロ・ショフコプリアス監督 撮影監督の学位を取得。数多くのドキュメンタリーやフィクションのプロジェクトに携わる。
願いごと
2023年|エストニア|18分|エストニア語
薬を買うために小銭を必要とする浮浪者の男は、そのために嘘をついてしまうが・・・。エストニア発の現代のおとぎ話。
9/4(水) 11:00
アレシャ・スズダルツェワ監督 スラブ文化と、育った寒い北欧地域の影響で、ファンタジーや魔法の世界を使い普通の人々のリアルな物語を語るユニークな新しい視点を持っている。
サタナ 悪魔
2023年|ポーランド|22分|ヘブライ語
荒廃した世界を1人で彷徨う女性の夢幻的かつ黙示録的な実験ホラー映画。題名は、アラム語の「סטנא(サタナ)」に基づいている。
9/4(水) 11:00
D.J.ドレイヤー・ドラジェヴィッチ監督 ワルシャワのポーランド芸術写真家協会の写真学校を卒業し、ワルシャワのポーランド科学アカデミー芸術研究所で映画研究を専攻した。
アーリマン2:ドリームマシーン
2024年|オランダ|115分|英語 / ペルシア語 / オランダ語 / 日本語
天界の存在であるスペンタ・マインユと、狡猾で邪悪な存在アーリマン。この光と闇の戦いは時代を超えて現代まで続いていた。ゾロアスター教の世界観をベースにしたスピリチュアル・ファンタジー。昨年当映画祭で上映された『アーリマン』の第二章。
9/6(金) 16:10
マニ・ニックプール監督 1983 年にイランのテヘランで生まれる。父親であるイランのベテラン俳優サイード・ニックプールからインスピレーションを得て、幼い頃から映画製作の世界に魅了された。現在、アムステルダムの映画学校で講師として専門知識を学生たちに教えている。
愛について僕が知っていること
2023年|イタリア|79分|イタリア語
子供の頃に虐待を受け、そして愛を追い求める若者。成長するにつれ愛を見つけることは難しくなるが、彼の空虚な人生は、この愛の欠如によって極端な孤独に悩まされることになる。
9/4(水) 15:25
マッシモ・アリ・モハマド監督 イタリア人の母とパキスタン人の父のもとナポリで生まれる。ナポリ東洋大学で美術と映像を学び短編映画の制作を開始。本作は長編2作品目。
複雑な形態
2023年|イタリア|74分|イタリア語
人生に絶望した大勢の男たちが集まる人里離れた古い山荘。ここに来ればある試練と引き換えに金銭が手に入ると聞いて、彼らは再起を賭けて集まったが、謎の生き物が彼らを餌にしていたのだった。
9/4(水) 19:15
ファビオ・ドルタ監督 イタリア、ミラノ生まれ。ブレラ美術アカデミーで学び、演劇やコマーシャル作品の舞台を制作。イラストレーター、VFXアーティストとして活動中。
シカ・スバール
2023年|ポルトガル|95分|ポルトガル語 / 英語ほか
東ティモールの伝統文化である闘鶏を記録したドキュメンタリー。高い失業率と紛争後の政治的不安定な社会では多くの男性にとって闘鶏が重要なライフライン。闘鶏を通して描かれるその社会構造と倫理観。
9/5(木) 14:00
ディオゴ・ペソア・デ・アンドラーデ監督 ポルトガル出身。幼少期にビデオカメラで映像を撮りだし、その後マルチメディアとデジタルシネマの教育を受け、広告、企業広報、MVの分野で活躍。本作は五年の歳月をかけた長編デビュー作。
ソング・フォー・ジュリエット
2023年|モロッコ|101分|フランス語 / 英語 / モロッコ語ほか
聴覚障害のジュリエットは結婚生活に空虚さと倦怠感を感じていた。地元で撮影が始まった映画『ファウスト』の制作会社で働き出すが、そこでアーサーという男と出会う。ユング心理学を元に展開される世界の終わりと不倫の物語。
9/4(水) 13:20
ハミド・ラバウイ監督 モロッコのカサブランカ出身。CM監督としてキャリアをスタート。自身の制作会社を立ち上げ、コマーシャルや映画などを制作している。
キプケンボイ
2024年|ケニヤ / カナダ|85分|スワヒリ語 / 英語
アフリカ、ケニアの貧しい村に住む天才数学少年がパソコンとインターネットを駆使して天文学的金額を稼いでしまい世界の金融市場をひっくり返すが、危険な勢力の注目も引いてしまう。人口の60%が25歳未満というアフリカの若い未来を讃える痛快金融娯楽作品。
9/8(日)10:00
チャールズ・ウワグバイ監督 ナイジェリア出身カナダ在住。約10年のキャリアですでに監督作品が46本(2023年だけで長編7本、短編1本!)と精力的に活動中。
マフムードの受難
2023年|イラン|105分|ペルシア語
精神病が原因で困難な人生を送るマフムードを追ったドキュメンタリー。過去の記憶に苛まれる彼は現実と空想の境界を彷徨っているが、家族に対しては横暴な態度をとっている。
9/5(木) 10:00
ダヴード・アブドルマレキ監督 映画講師をしながらドキュメンタリーを製作している。本作は上海国際映画祭2023で最優秀ドキュメンタリー賞にノミネートされた。