PROGRAMプログラム

期待の新人監督

2011年に開始した新人監督を発掘する当企画。今回は全応募作品83本の中から11作品が選ばれた。パンデミック禍であえて行われた撮影により力作ばかりとなった。グランプリ「期待の新人監督賞」授賞監督には次回作への支援金として200万円が贈られる。また上映作品に出演している優秀な俳優にも「期待の新人俳優賞」が贈られる。

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全身犯罪者

2020年|20分| 監督・脚本・編集・CG/VFX・美術 : 松野友喜人
撮影 : 佐藤 優希 音楽:JunGoto 出演:松野友喜人

残忍な連続殺人事件が発生する。刑事はタイムマシンを使い、時空を超え日本の著名な凶悪犯罪者たちに接触。犯人逮捕に協力を求める・・・。 劇中の全登場人物11人を監督自身が熱演。更に、脚本・編集・美術・CG/VFX・小道具・エンディングテーマを務める。 日本犯罪者版『アベンジャーズ』、誕生。

9/18(土)14:05

松野友喜人

松野友喜人1999年、和歌山県生まれ。大阪芸術大学入学後、日本大学芸術学部映画学科に編入学。
卒業制作の本作は日本大学芸術学部長賞を受賞するも卒業制作展で上映禁止に。

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体験型ツアー

2021年|60分| 監督・脚本・撮影・編集・美術 :MELIA
出演:MELIA、烏山ぐれい

通り魔に「叫んだら殺す。写真を撮ってばら撒く」とナイフで脅され、強姦致傷被害者となったMELIA。犯人は捕まらず、あまりに巨大なやり場のない憎しみを抱え切れないMELIAは、自殺配信を決意。すると、愛犬マルに止められ、マルがいる限り死ぬことは許されないと絶望。その時、〝地獄がある〟という啓示が聞こえ、MELIAは全てを悟った。レイプ被害者は死後、天国へ行き、そこから犯人たちのいる地獄へと復讐をしに遊びに行ける。だから、もう憎悪に押し潰され苦しむ必要はないのだと——。

9/18(土)12:40

MELIA

MELIA早大3年。主演、劇中歌の作詞作曲編曲などを担当。特技はDAM精密採点DX-G素点100点。『私の肢体を引き摺って』が東京1st映画祭にてグランプリ、主演賞、最優秀作品賞を受賞。『私の肢体を引き摺って』、『白い涙』がFree Film Festival Pro・Official Selectionを受賞。

西園さんは今日も

2020年|70分| 監督・脚本・製作・編集:蒲生映与
出演:蒲生映与、平山マユカ、篠原寛作、瀬戸優香

子供の頃のトラウマから、深く精神を患ってしまった大野圭一郎(蒲生映与)。その大野に関わることとなった西園紗良(平山マユカ)は、その身勝手な行動に振り回されるばかりだった。大野の高校時代の記憶をきっかけに、大野は快方に向かうことになる。さらに病気の治癒を目指し、二人は大野の高校時代の同級生に会いに行くが...

9/20(月・祝)11:35

MELIA

蒲生映与1966年、東京生まれ。大学(文学部ドイツ文学科)卒業後、独学で映画の自主製作を始める。
途中、法科大学院での勉強のため映画製作から離れるが、卒業後再開。現在に至る。

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シャーマンの娘


2021年|140分| 監督・脚本・編集:井坂優介  撮影:吉田良介 音楽:死んだ僕の彼女
出演:木原渚、長野こうへい、佐藤あかり、倉上桃圭、手塚眞、大須みづほ

死んだ恋人さゆりが幽霊となって健悟の前に現れた。さゆりは可愛い。幽霊なのにちっとも怖くない。そんな幽霊との同棲生活は、新たに健悟に想いを寄せる祈祷師の娘海花によって狂わされていく。行先の分からない物語展開とジャンル転換。そして行き着くひとつの結末。観客の善悪を揺るがす全く新しい心霊映画。

9/18(土)10:00

井坂優介1988年、茨城県生まれ。立教大学映像身体学科卒業。 アニメ制作会社に勤務しながら自主制作した初監督作品『幽霊アイドルこはる』がPFFアワード2015入選。以降、短編映画を立て続けに制作、本作が初長編となる

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共振

2021年|103分| 監督・脚本:樋口慧一 製作:光宣
出演:山本晃大、山口大地、森山みつき、相馬圭祐、光宣、吉野公佳

生来、人一倍、他者への共感性が強いエンパス性質である萱野岳彦は、ある凄惨な事件に巻き込まれたことをきっかけに、エンパス性が極端化し、他者が感じる身体的な痛みや苦痛を、まるで自分のもののように感じる体質になってしまう。岳彦はある日、エンパス性質の人を対象とした臨床試験(治験)の募集を見つけ、それを受けることを決意する。しかし、岳彦の状況は一変してしまい —エンパスというこれまで映画で描かれてこなかったモチーフに、まっこうから挑んだ意欲作!

9/20(月・祝)13:05

樋口慧一1991年生まれ。映像制作会社に勤務した後、2017年に独立。フリーの映像ディレクターとして、CM、MV等のディレクションを行なっている。近年は、自主映画の製作にも力を入れ、精力的に活動している。

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歌舞伎町ヴァージンジャンプ

2021年|85分| 監督・脚本・編集:小川北人 撮影:柳田純一
出演:吉田恵智華、佐々木道成、椎名朱音、伊藤慶徳、コガ・ケースケ、山崎隆太郎、上埜すみれ、岩城滉太、廣岡聖、みやたに、田丸大輔、安田ユウ

新宿歌舞伎町、違法風俗店で働く小泉さとるは、客を騙し金を巻き上げていた。ある日、職場のデリヘル嬢サクラがビルから飛び降り自殺をする。翌日、ビルの屋上へと向かった小泉は、ビルから身を乗り出そうとしていた少女を助け出してしまうのであった。死を覚悟した少女と、女を売って生きた男の物語。

9/20(月・祝)15:40

小川北人 1990年 東京都生まれ。7年間役者として舞台や映画に出演。
2017年映画制作チーム『ゼロフィルム』を立ち上げ、初監督作品『わたしは母を殺しました。』を発表する。現在は映画を撮る為に起業し、2021年11月、新作長編映画『キム・ソジュン』を撮影予定。

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