爆音メル・ギブソン

マッドなメル・ギブソンの軌跡を初主演作品「マッドマックス」から監督作「パッション」、「アポカリプト」を通して爆音上映で追う!

マッドマックス
Mad Max

1979年/オーストラリア/94min/シネスコ/英語・日本語字幕

製作:バイロン・ケネディ

監督・脚本:ジョージ・ミラー

脚本:ジェームズ・マッカウスランド

音楽:ブライアン・メイ

撮影:デヴィッド・エグビー

出演:メル・ギブソン、ジョアンヌ・サミュエル、スティーヴ・ビズレー、ヒュー・キース=バーン、ティム・バーンズ

今から数年後の近未来…。オーストラリアの田舎でハイウェイ・パトロールを務める警官マックス・ロカタンスキーは狂暴な暴走族に同僚と家族を殺される。警官としてではなく、一人の男として復讐を開始する。今年上映された最新作も記憶に新しい『マッドマックス』シリーズの伝説の第一作であり、メル・ギブソンの主演デビュー作。V8スーパーチャージャーの爆音を元祖爆音上映で聞け。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で悪役イモータン・ジョーを演じたヒュー・キース=バーンは本作でも悪役トーカッターを演じている。

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アポカリプト
Apocalypto

2006年/アメリカ/138min/ビスタ/マヤ語・日本語字幕

監督・脚本:メル・ギブソン

脚本:ファラド・サフィニア

音楽:ジェームズ・ホーナー

撮影:ディーン・セムラー

出演:ルディ・ヤングブラッド、ダリア・エルナンデス、ジョナサン・ブリューワー、ラオール・トゥルヒージョ

マヤ帝国の奴隷狩り部隊に村を襲われ拐われた主人公が、故郷の村に帰るため脱出する。人権の存在しない野蛮な世界を主人公がとにかく走る。監督メル・ギブソンは全編マヤ語のセリフで話される本作を無声映画的手法で完成させ、非凡な才能を見せた。ダイナミックなアクションシーンのみならず、黙示録的なシュール・リアリズムのシーンでもマヤ文明の滅亡を不気味に暗示させ、高い完成度を誇る本作を爆音上映で蘇らせる。

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パッション 決定版
The Passion of The Christ : Definitive Edition

2004年/アメリカ、イタリア/127min/シネスコ/アラム語、ラテン語、ヘブライ語・日本語字幕

監督・脚本:メル・ギブソン

脚本:ベネディクト・フィッツジェラルド

音楽:ジョン・デブニー

撮影:キャレブ・デシャネル

出演:ジム・カヴィーゼル、マヤ・モルゲンステルン、モニカ・ベルッチ、ロザリンダ・チェレンターノ

弟子に裏切られ、投獄、拷問、処刑されるキリストの受難を徹底したリアリズムでメル・ギブソンが執念の映画化。セリフも全編にわたって当時の言語であるアラム語、ラテン語、ヘブライ語で話されるほどの凝りよう。残虐極まりなく執拗な拷問処刑シーンのリアルさには思わず目を背けてしまう。この一線を突き抜けた作品の爆音上映には信心者も不信心者もひれ伏すだろう。

【トークイベント】宇多丸×高橋ヨシキ トーク

宇多丸(ライムスター)

1969年東京生まれ。ヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパー。1989年Mummy-Dとグループを結成、ヒップホップ黎明期よりシーンを牽引してきた。またTBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」では、ラジオ・パーソナリティとしてもブレイク。愛ゆえ本音で語り尽くされる映画批評コーナーが話題に。2009年には第46回ギャラクシー賞「DJパーソナリティ賞」を受賞。ライムスター10th.アルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』が発売されたばかり。

高橋ヨシキ

1969年東京生まれ。デザイナー、ライター、サタニスト。雑誌『映画秘宝』アートディレクターを務める傍らライターとしても執筆。多くのDVDジャケット・映画ポスターのデザインを手がける。著書に映画評集「暗黒映画入門/悪魔が憐れむ歌」「暗黒映画評論/続・悪魔が憐れむ歌」(洋泉社)、実話怪談「異界ドキュメント/白昼の魔」「同・白昼の囚」「同・白昼の生贄」(竹書房文庫)など。

9/21(月・祝) 14:50〜

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